英語構文の勉強はひと通りしてみたけど、実際の試験では答えられない・・・。問題のどの部分にどの構文が使われているのかよく分からない・・・。または、構文自体がよく分からない・・・。いろんな理由で長文問題を解くことができないという人が多いかと思います。
英文を読めるようになり、内容が分かるようになるために必要なことは多読です。英語に限らず語学を習得するためには多読と多聴がどうしても必要になります。みなさんが日本語を読んで理解することができるのは、日本語をたくさん聴いてたくさん読んできたからです。これはどの言語にもあてはまります。
でも、そんなこと言われても入試まであと○年、あるいは○ヵ月しかないんだよなーという人におすすめの英文読解問題集を、タイプ別に4冊ご紹介します。自分に近いタイプのおすすめ問題集から始めてみてください♪
英語構文は理解してるつもりなのに試験で解けない人におすすめ!「ポレポレ英文読解プロセス50」
英語構文は授業でも習ったし理解してるつもりなんだけど、実際の試験で長文問題が出ると解けないという人におすすめなのが「ポレポレ英文読解プロセス50」です。
構文については学校で習ってるのに、英語の文章と結びつかないんだよね・・・っていう人は結構多いんじゃないかなーと思います。
ポレポレには30~70ワード前後の例文が50題収録されていて、まずは主語(S)と動詞(V)がどれなのかを見つけるための例題から始まり、次に句や節を把握するための例題、準動詞の主語を理解する問題、というように、読解に必要な基本プロセスが身につくように構成されています。
本の厚さは1cmもなく、例題の数も50問だけなので、短期間で習得できる分量です。たとえば、共通テストが終わってから二次試験までの期間でも、十分に最後まで終わらせることができます。もちろん時間がある場合は、定着度を高めるためにもう一度始めから読み直すことをおすすめします。
3回くらい繰り返すと身につくと思います
レベルとしては、構文の種類などをある程度理解している中級向けの問題集です。英語がさっぱりわからないという人には少し難しいかもしれませんが、一度本屋さんなどで手にとって見てみると案外できそうと思うかもしれません。有名な本なので、たいていの本屋さんに置いてあると思います。
英語の構文自体がいまひとつ良く理解できていない人におすすめ!ポレポレの入門版「英文読解入門 基本はここだ!」
英語の構文自体があまり理解できていなくて、「ポレポレ英文読解プロセス50」の内容が難しいと感じる人におすすめなのが、ポレポレの入門版「英文読解入門 基本はここだ!」です。
文法を理解するところからていねいに説明されているので、品詞やら準動詞やら句やら、もうわけが分からないという人でも取り組みやすい内容です。節の役割などの説明もされているので、基礎の基礎から学びたい人にはとてもおすすめです。
例文も20ワードあるかないかくらいの短い文章がほとんどなので、長文アレルギーの人でも取り組みやすい問題集です。著者の西きょうじさんによるYoutube動画もあるので、「英文読解入門 基本はここだ!」を片手に視聴すれば、さらに理解しやすいと思います。
価格も1,000円以下なので気軽に試してみてください!
英語の文章ばっかりだと始める前から萎えてしまう人におすすめ!「高校英語読解をひとつひとつわかりやすく。」
問題集って字ばっかりで、色も地味で、開くと同時に気分が萎える・・・という人におすすめなのが、旺文社の「高校英語読解をひとつひとつわかりやすく。」です。
この問題集はなんとオールカラー♪単元ごとに赤、みどり、黄色、紫、ブルー、ピンクと色分けされている上に、図解やイラストも多いので、「英文だらけでもううんざり」という感じはまったくありません。気分がのらないと何をするのもダルいですからね。見た目って大事です。
問題集の内容も、英文の構造を理解するところから始まり、英文をかたまりとしてとらえる練習、正確に読み解く練習というように、段階的に学習できるようになっています。
Amazonで試し読みができるので、どんな感じか見てみてください♪
音声アプリやMP3の音声ファイルにも対応しているので、スマホを使って勉強したり、発音やリスニングの練習もすることができます。
「ひとつひとつわかりやすく。」シリーズは英語読解だけでなく、英文法やその他の教科もあるので、苦手な強化がある人は試してみてくださいね!
英文法も構文も理解してるのに英文読解ができない人におすすめ!「肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本」
”どうしたら英文を読めるようになるか?”という、少し違った切り口からアプローチをしているのが「肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本 必修編」です。
読解のための英文法を整理して、英文を読めるようになる力と結びつけて定着させることを目指した問題集です。文法と読解をからめたテーマが33個あり、例題、確認問題、発展問題をあわせると約350の英文が載っています。
この本の内容を短期間で習得するのはむずかしいと思いますが、まずは基本的な部分だけ取り組むといいかもしれません。時間をかけてしっかりと習得すれば、難関大学の長文も解けるようになると思います。
初級レベルの人がいきなり挑戦するのは大変かもしれないです
この本には続編の「肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本 難関大編」もあります。
英語力はすぐに伸びないので、「自分は英語が苦手なんだ」とか「やってもムダ」とか思いがちですが、分からないながらも続けて勉強していると、ある日急に点数が伸びます。英語ができるようになったという実感って感じにくいので、点数が上がってもマグレと思うかもしれませんが、だんだんと安定して点数が取れるようになります。とにかくコツコツ続けてください!応援しています♪
画像著作者:Freepik
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