「Let’s Play」は小学校国語の教科書にも掲載されている「スイミー」でおなじみのLeo Lionni(レオ・レオニ)の絵本です。絵本の内容については以前ご紹介しましたが、今回はこの絵本を使って効果的な読み聞かせの方法についてご紹介します。
レオ・レオニの絵本「Let’s Play」の内容を紹介してる記事はコチラ⇩
絵本の読み聞かせなんて読むだけでしょう?効果的な方法なんてあるの?と思うかもしれませんが、絵本のページの中には書かれている文章以外にも情報がいっぱい詰まっています。物の名前・色・数、描いてある物の他の種類・・・広げようと思えばどんどん広げることができます。
例えばこの絵の場合、テーブルやテレビを指さして「これは何かな?」とか、「本は何冊ある?」「床に敷いてあるラグの色は?」「今何時かな?」などをたずねて話を広げます。
絵に描いてあることだけでなく、「あの引き出し開けたら何が入ってるかな」とか「テレビつけたらどんな番組やってると思う?」など、子どもの想像力を引き出すこともできます。
これを英語で言おうと思うとちょっと難しそう・・・と感じるかもしれませんが、案外ネイティブでも簡単な英語を使っています。
「Let’s Play 」の絵本を読み聞かせている動画を「World English School Today」が公開してます。スクリプトを和訳付きで書いておくので、絵本を読むときの参考にしてください。
引用元:YouTube
「Let’s Play 」和訳付きスクリプト(使える英語にアンダーラインを引いています)
(ネズミを指さして)What’s this? Do you know what this is? They are mice. This is the sun.
―これなんだろう?これなにか知ってる?ネズミさんたちだね。これは、太陽だね。
(ニワトリを指さして)What’s this? Is this their friend? May be mother hen. What shall we do today? Do you have any idea?
―これは?ネズミさんたちのお友達かな?たぶんお母さんニワトリだね。今日は何しようか?なにかいいアイデアある?
(本を読んでいるほうのネズミを指さして)I’m reading a book right now. Very good picture book!
―ぼくは今本を読んでいるところだよ。すごくいい絵本!
(花を指さして)Nice flowers. Yah, we could pick flowers! That’s a nice idea.
―きれいなお花。そうね、お花つみもできるね!いいアイデアだね。
(水の中に入っているネズミを指さして)Look! In the water. He is in the water. Nice swimming.
―見て!水の中。ネズミさんお水の中に入ってる。いいね、泳ぐの。
Let’s play ball. Volleyball, bascketball, baseball, soccer… let’s play.
―ボールで遊ぼう!バレーボール、バスケットボール、野球、サッカー・・・さぁ遊ぼう。
Wow, it’s a big tree. Yes, you could climb a tree.
―わぁ、大きな木。そうね、木登りもできるね。
You could gather leaves and make an art. What art can you make from leaves?
―木の葉を集めて、絵を作ることもできるね。木の葉で何の絵を作れるかな?
What’s hide-and-seek? Playing hide-and seek right now.
―「hide-and-seek(かくれんぼ)」って何?ちょうどかくれんぼしているところだね。
Yes, that’s my favorite! (チーズを指さして)Cheese. Do you love cheese?
―これ!私の大好物!チーズ。チーズ好き?
Yes, you could. What’s this? It’s really big shoe. Do you like dress-up? Do you like to be a super hero? Do you like to be a prinsess? What do you like to be when you do dress-up?
―そうね、これもできるね。これなんだ?すごく大きなクツ。着飾ったりするの好き?スーパーヒーローになりたい?お姫様になりたい?着飾るなら何がいいかな?
Sleep well. Good night!
―ぐっすり眠ってね。おやすみ!
思ったよりも簡単な英語で読み聞かせをしていることがわかったと思います。まったくこの通りに読んでもいいですし、使えそうな英語だけ拾って読んでも構いません。何冊か読んでいるうちに慣れてきて、自分なりのパターンができてくると思います。
あまり広げすぎると本編から離れてしまい、何の話かよくわからなくなってしまうので、2つ3つふれる程度でいいと思います。ただ物語だけを読むよりも、子どもも興味を持って楽しく読むことができます。英語講師に限らず、小さいお子さんをお持ちの方もぜひ挑戦してみてください。
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