翻訳の仕事に興味を持つ理由は色々とあると思います。純粋に翻訳が好きだから、英語が得意だから、家から出ずに仕事がしたいから、人と関わる仕事に疲れたから・・・。ちなみに私が翻訳の仕事をしようと思った理由は、育児と両立できそうだと思ったからです。
両立できているかどうかについて書くと長くなりそうなので(?)また別の機会にしたいと思いますが、今回は翻訳の仕事に興味を持っている人にまずおすすめしたい本を紹介します。それは「通訳者・翻訳者になる本」です。
私も、もうずいぶん昔のことですが、まずこの本を買って情報収集をしました。この本は、翻訳に興味を持つ人が知りたいと思う情報がまとめられています。値段も1,980円とお手頃なので、ネット上にちらばっている情報をひとつひとつ拾ってまわることを考えると、コストパフォーマンスがとてもよい雑誌です。
出版翻訳、産業翻訳、映像翻訳の違いや、それぞれに必要なスキルなどについても詳しく書かれているほか、英語力の強化方法や翻訳スクールの情報も載っています。
翻訳業界の情報だけではなく、通訳業界のことも書いてあるので、仕事内容や収入などを比較したり、「翻訳に興味があったけど、通訳の方が自分には向いているかも・・・」というように、どちらが自分に向いているか考えることもできます。
「通訳者・翻訳者になる本2025」はAmazonで試し読みできます
「通訳者・翻訳者になる本2025」を出版しているイカロス出版は、このほかにも年に4回「通訳翻訳ジャーナル」という雑誌も出版しています。
「通訳翻訳ジャーナル」は毎号「誌上翻訳コンテスト」をしていて、各号によってゲーム編、映画字幕編、ミステリー編など、色々なジャンルを取り上げています。2024年1月号の誌上翻訳コンテストは初のテーマ「コージーミステリ編」です。興味のある方はトライしてみてください。
翻訳の勉強って結構孤独で、翻訳力が伸びているのかどうかも実感として分かりにくいので、心が折れそうになるときもあると思います。私も翻訳者を目指しながら勉強していた時に、自分が翻訳者までの道のりのどのあたりにいるのかが分からず、「あと一歩のところまできっと来ている!」と自分に言い聞かせながら頑張っていた頃がありました。翻訳者を目指している人、頑張ってくださいね!
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