「知的財産翻訳検定試験」の申し込みが2月13日から始まりました。あまり聞き慣れない検定試験だと思うので、今回はこの「知的財産翻訳検定試験」について取り上げたいと思います。
「知的財産翻訳検定試験」は、日本知的財産翻訳協会(NIPTA)が主催する、特許明細書などの知的財産に関する翻訳力を検定する試験です。春に和文英訳、秋に英文和訳の試験が行われ、会場やオンラインではなく電子メール(Eメール)を使用します。
受験級は1級、2級、3級の3つから選択でき、特許翻訳の実務に携わっている人から学習者まで受験できます。1級は、知財法務実務、電気・電子工学、機械工学、化学、バイオテクノロジーの5つの分野から選択して受験しますが、2級と3級は技術選択はありません。また、1級と2級は記述式問題、3級は記述+選択式問題となっています。
受験料は、和文英訳・英文和訳ともに、1級は15,000円、2級は10,000円、3級は5,000円です。秋のみ中文和訳と独文和訳の試験があり、受験料はともに10,000円です。
ここでは3級についてのみ説明しますが、受験対象は入門者・初心者レベルです。試験内容は知財英語についての基礎知識の有無を問う問題が中心です。記述式とマークシートからの選択式になっており、選択式については日本語と英語が混在した問題となっています。
1級、2級、中文和訳、独文和訳の内容については、知的財産翻訳検定試験のHPをご覧ください。
第36回知的財産翻訳検定試験(和文英訳)の試験は2023年4月16日(日)に実施されます。申し込みはすでに始まっており、申し込み締め切りは4月7日(金)17:00です。特許翻訳にご興味のある方は受験してみてください。
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