2020年4月から小学校でも英語教育が必修化され、子どもも、親も、現場も、いろいろと負担が増えています。文部科学省が小学校6年生を対象に行った調査では、英語が好きではない/どちらかといえば好きではないと答えた子どもの割合は、2013年度が23.7%だったのに対し、2021年度では31.5%に増加したそうです。つまり3割近くの6年生が英語学習に対して否定的な感情を持っているということになります。
小学生の子どもが教科を「好きではない」と思う理由は、その教科が「できない」・「わからないから」です。わからない教科をわかるようにするには時間がかかりますが、とりあえずわかった気がするというレベルにするのであれば、単語力をつければなんとかなるかもしれません。
そこで、今回は小学生におすすめの英単語帳を、収録されている単語数別に4冊ご紹介します。
英単語数1500語「小学うんこ英単語1500」
「小学うんこ英単語1500」は、みなさんご存じの大ヒット商品「うんこドリル」の英単語の本です。小学校で覚えておきたい英単語・熟語1500語を収録しています。英検3~5級レベルの単語には各級のマークがついているので、英検の勉強にも役立ちます。
文響社のプレスリリース(2020年8月)によると、”全ての例文に「うんこ」を使用することに成功”した上、”カバーは2種類のリバーシブルにしており、裏面のカバーはどう見ても英単語帳だとわからないシュールなデザイン”になっているそうです。
裏面のカバーのデザインは文響社のプレスリリースで見ることができます。
「うんこドリル 英単語 小学1~6年生」や「うんこドリル アルファベット・ローマ字 小学1~6年生」などもあります。
品の良いお母様にはなかなか受け入れがたいところもあるかもしれませんが、お子さんが英語に興味を持つきっかけになるかもしれないのでぜひご検討ください(「これを買ったお母さんは品がない」って言ってるわけではありません)。
「小学うんこ英単語1500」はAmazonで試し読みできます。
例文がまぁまぁ衝撃的なので、買わない人も見てみてください。
英単語数1050語「ドラえもん 小学生の英単語・英熟語1050」
うんこはちょっと・・・という人におすすめなのが「ドラえもん 小学生の英単語・英熟語1050」です。小学校の教科書によく出るものを中心に、37のテーマに分けて1050語の英単語と英熟語が収録されています。
ドラえもんやのび太たちのイラストが入っているので、子どもも飽きずに読むことができます。英検5級レベルの単語が中心になっていて、英語にまつわる豆知識も紹介されています。
学習用として「ドラえもんはじめての英語ドリル 基本の英単語」や「ドラえもんはじめての英語ドリル アルファベット・フォニックス・ローマ字」、「ドラえもんはじめての英語ドリル 基本の英語表現」などもあります。
クイズ形式の問題も入っていて、子どもが飽きないように工夫されています。ドラえもんが好きな子には特におすすめです。
オールカラーなのでページを開けるとパッとあざやかです
英単語数1000語「小学生のための おぼえる 英単語・熟語1000」
うんこもドラえもんもちょっと・・・という人には旺文社の「小学生のための おぼえる 英単語・熟語1000」がおすすめです。英検5・4級によく出る単語を中心に約1000語収録しています。
単語が24のテーマごとにまとめられて、すべての見出し語に例文がついています。英検3~5級レベルの単語には各級のマークがついているので、英検対策にも使うことができます。
これにも学習用として「小学生のための英語練習帳 1 アルファベット・英単語・会話」「小学生のための英語練習帳 2 英単語」「小学生のための英語練習帳3 英語の文」などがあります。
改訂版が2023年に発売されました!
英単語数500語「小学生が一番覚えやすい英単語500」
あんまり一度にたくさん覚えるのも大変かな・・・と思う人には「小学生が一番覚えやすい英単語500」がおすすめです。
間違えやすい単語に重点を置いて、イラストを使って楽しく学習できるように工夫されています。巻末には発展単語として「中学1年・英検5級」の単語リストもつけられています。まずは500語くらいから始めるのもいいかもしれません。
英語って子どもにとってはまったく未知のモノなので、わからない子はさっぱりわからないと思います。でも知ってることが少しでもあれば、授業でも「あ、これ知ってる!」となって、英語に興味を持つきっかけになります。興味さえ持てばこっちのものです!あまり押しつけることなく、興味を引くような方向に誘導してあげてくださいね。
⇩中学校で習う英単語を先取りしたい人にはこちらもおすすめ!
⇩大学受験や学び直しのための英単語帳をお探しの方はコチラ!
#英単語